音声認識市場は2024年度に6,800億円の市場へ

2021年1月4日

市場調査/マーケティング事業を行う合同会社ecarlate(本社:東京都港区北青山2-7-13 プラセオ青山ビル3F 社長:河村 裕紀)はAI技術において先行して実用化が進む音声認識技術を用いた製品/サービスを対象とした市場規模推移、最新動向、参入企業動向をまとめた「音声認識市場動向2021」を発刊致しました。

COVID-19流行に伴う生活様式/商習慣の変化で更にニーズが拡大

音声認識技術はニューラルネットワーク技術の発展と共に性能が大幅に向上し、すでに実用段階に入っているAI技術の1つである。コンタクトセンターを中心にビジネス領域での活用がここ数年進んできていたが、2020年にCOVID-19が流行したことで生活様式/商習慣が変化したことが市場拡大につながる可能性が出てきています。

「3密回避」「ソーシャルディスタンスの確保」「テレワーク/在宅勤務の採用」をはじめとして、COVID-19の流行は長年当たり前のように続けられてきた生活習慣/商習慣を大きく変えてしまいました。

生活習慣の変化(リアルからオンライン中心の購買活動など)、商習慣の変化(出勤形態からテレワーク/在宅勤務の採用、対面での会議/商談からオンラインでの会議/商談へ)により、従来音声の活用や音声データの収集が行われてこなかった領域での活用/収集が進んでいます。

また、COVID-19感染防止対策を行うことから従来のコミュニケーション手段が取れないあるいは取りづらいケースも増えています。

それらの変化への対応、支援に音声認識技術を採用することを検討する企業が増えているのです。

COVID-19の影響で一時的に伸びは鈍化するものの動き始めた案件の増加で市場は拡大傾向へ

2017年頃より音声認識市場において導入事例が出てきたことを受け、音声認識製品/サービスはここ数年着実に導入件数を増やしてきました。

2020年度はCOVID-19流行に伴う緊急事態宣言の発令や従来の営業活動が行えないといった営業面での問題や、取引先となる企業の経営状況悪化などの影響を受けて市場の伸びは一時的に鈍化してしまいました。

しかし、COVID-19対策としてさまざまな取り組みを企業が進める中で音声認識技術を利用するシーンが出てきたことを受け、導入に向けた検討が進み始めたことで2021年以降に市場は再び拡大傾向で推移することが期待されます。

特に市場をけん引してきたコンタクトセンター向けのニーズが更に増えていること、フィールドワーク向けでの導入が進んでいることなどが市場拡大に寄与する形で推移し、2024年度の音声認識市場は6,800億円に達すると推定されます。


当レポート「音声認識市場動向2021」は、「業種別」での市場規模や主要ソリューションの動向、主要な「業種共通ソリューション別」の市場規模や最新動向をまとめると共に、参入企業の動向などを通して音声認識市場の動向を把握しました。

当レポートが音声認識技術を用いた製品/サービス開発や提供を行う企業/ご担当者様が戦略を立案する際の基礎データとして活用されることを切に願ってやみません。

当レポートの詳細に関しては下記ページにてご覧ください。

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合同会社ecarlate

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